2025.10.15
庭から出た残土の処理ってどうやるの?処分方法や費用相場を解説
こんにちは。四季辺の赤土です。
「庭の残土処理ってどうやればいいの?」
「処分費用はどのくらいかかるの?」
新築工事や庭づくりで発生した残土の処理に悩む方は多いです。適切な処分方法を知らないと、思わぬ費用や法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。
そこでこの記事では、残土の処理方法について、以下の内容を解説します。
- 残土処理の具体的な5つの方法
- 残土処理にかかる費用相場
- 残土処理時の注意点とNG行為
残土を適切に処分するためにも、ぜひ最後まで御覧ください。
そもそも残土とは?発生するシーンを解説
残土とは主に、工事や作業で発生した不要な土のことを指します。家庭では主に以下の3つのシーンで発生します。
残土が発生する代表的な場面を詳しく見ていきましょう。
1. 家庭菜園・ガーデニング
家庭菜園やガーデニングでは、植え替えや土の入れ替え作業で残土が発生します。
古くなった培養土は栄養分が減少し、根詰まりの原因になるため、定期的な交換が必要です。特にプランターや鉢植えの土は年1~2回の入れ替えが必要とされています。
ベランダガーデニングを楽しんでいるご家庭では、複数のプランターから多くの残土が出ることも珍しくありません。
2. 外構工事・庭づくり
外構工事や庭づくりでは、大量の残土が発生するケースがほとんどです。
新築時の外構工事では、基礎工事で掘削した土や、造成工事で出た土が残土になります。また、既存の庭をリフォームする場合も、古い土を撤去して新しい土に入れ替える作業で残土が発生します。
業者が工事する場合は、処理も込みで行ってくれる可能性は高いですが、DIYなど個人での工事を行っている場合、残土の処理に困るケースは多いです。規模によっては、軽トラック1台分以上の残土が出ることも珍しくありません。
3. 災害用に用意した土のう
防災対策で準備した土のうも、使用後は残土として処理が必要です。
台風や豪雨対策で土のうを作成したものの、実際には使用しなかった場合や、使用後に劣化した土のうは適切に処分する必要があります。さらに土のう袋は破れやすく、中の土が散らばりやすいため、注意深い処理が求められます。
おおよそ、土のう1袋あたり約15~20kgの土が入っているため、複数をまとめて処分する場合は相当な重量になります。
残土を処理する具体的な方法5選
残土処理には5つの方法があります。量や種類、予算に応じて最適な方法を選びましょう。
1. 業者に依頼する
業者への依頼は、最も確実で安全な残土処理方法です。
専門業者は適切な処分場との契約を結んでおり、法的な手続きも含めて一括対応してもらえます。重い土の運搬作業も任せられるため、体力的な負担もありません。
また、業者によっては店舗への持ち込み対応も行っています。例えば、造園業者や建設業者の中には、軽トラック1台分程度の残土であれば持ち込み料金で対応してくれるところもあります。
私たち四季辺(毛受建材)でも、残土の処分を承っています。名古屋市緑区、刈谷市、大府市、東郷町などで、残土にお困りの方は、お気軽にお問い合わせくださいね!
2. 地域のゴミ収集に出す
一部の自治体では、少量の残土を一般ゴミとして回収しています。
ただし、回収可能な量や土の種類には制限があります。多くの自治体では「一度に出せる量は5kg以下」「培養土に限る」など詳細なルールが設定されています。
例えば名古屋市では、以下のような回答があります。
土はもともと自然にあるもので、廃棄物ではありません。
できるだけ自然に戻すか、又は造園業者等に引き取ってもらうようにしてください。 しかし、このような対応が難しいようでありましたら、 可燃ごみの指定袋に入れ、可燃ごみとして排出してください。 ただし、1度に出せる量は、1袋で片手で持てる重さ(5㎏程度)としてください。 |
事前に自治体のホームページで確認するか、直接問い合わせてルールを把握しておきましょう。回収日や出し方についても地域によって異なります。
注意点として、工事で出た土や汚染の可能性がある土は対象外になる場合がほとんどです。
3. ジモティーで引取先を見つける
ジモティーなどの地域密着型マッチングサービスを活用する方法もあります。
「土を譲ります」などの投稿で、土を必要としている人を見つけられる場合が!意外と、「残土が欲しい」という需要はありますよ。
土によっては、家庭菜園を始めたい人や、庭づくりをしている人からの需要があるため、一度投稿してみるのも手かもしれません。
ただし、良質な培養土や山土であれば引き取り手が見つかりやすいですが、工事残土や汚れた土は難しい場合があります。
4. 自宅でリサイクルする
少量の残土であれば、自宅での有効活用も検討できます。
■少量なら庭にまく
庭がある場合は、良質な土であれば地面にまいて活用できます。ただし、一度に大量にまくと排水に問題が生じる可能性があるため、少量ずつ様子を見ながら行いましょう。
まく前に土の状態を確認し、異物や汚染がないかチェックしてください。また、隣家との境界近くは避け、自分の敷地内で行うことが基本です。
■土壌改良して家庭菜園などに使う
古い培養土は、土壌改良することで再利用できます。
- 土の酸性度を調整する
- 肥料を混ぜて栄養を加える
- 古い根や枯れ葉を取り除く
ただし、病気が発生した植物の土や、線虫などの害虫が発生した土は再利用を避けましょう。
5. 自治体の回収サービスを使う
一部の自治体では、残土の専門回収サービスを実施しています。月1~2回の定期回収や、持ち込みなど、自治体によって条件は変わるため、一度確認してみてください。
残土処理にかかる費用相場とは
残土処理の費用は、処理する量によって決まります。
処理量 | 費用相場 |
軽トラック1台分(約1立方メートル) | 5,000~10,000円 |
2トントラック1台分(約3立方メートル) | 10,000~15,000円 |
4トントラック1台分(約6立方メートル) | 15,000~20,000円 |
費用には運搬費と処分費が含まれています。ただし、運搬距離が長い場合や、アクセスが悪い場所では追加料金が発生することがあります。
残土処理の注意点
残土処理では法的な問題やトラブルを避けるため、いくつかの注意点があります。
公園や山などにまくのはNG
公園や山林、河川敷などに勝手に土をまく行為は法律違反です。
不法投棄として廃棄物処理法違反に問われる可能性があり、罰金や刑事処分の対象になる場合があります。「自然に還る」「環境に良い」という理由でも、許可のない場所への投棄は認められません。
また、他人の私有地に無断で土をまく行為も、不法侵入や器物損壊にあたる可能性があります。必ず適切な処分方法を選択してください。
種類に応じた処分を行う
家庭菜園用の土と、外構工事などで発生した残土は、基本的には別物です。土の種類によって、適切な処分方法が異なります。
土の種類や由来がわからない場合は、必ず業者に相談して適切な処分方法を確認しましょう。安易な判断は後のトラブルを招く原因になります。
適切な方法で残土を処理しよう
残土処理は、種類と量に応じた適切な方法を選ぶことが重要です。
少量の培養土であれば自治体回収や自宅でのリサイクルも検討できますが、工事残土や大量の土は専門業者に依頼するのが安全で確実です。費用相場を把握し、複数の業者から見積もりを取って比較検討しましょう。
私たち四季辺では、自宅の状況やご予算を考えて、最適な処分方法をご提案しています。
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そんな方も大歓迎です。ぜひお気軽にお問合せください。
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四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
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