2025.10.15
駐車場に水たまりができる原因とは?4つの対策方法をプロが解説
こんにちは。四季辺の赤土です。
「雨の日に駐車場が水たまりだらけになって、靴がずぶ濡れになってしまう」
「毎回車が泥だらけになるので、掃除が大変」
など、駐車場の水たまり問題に悩んでいる方は少なくありません。雨が降るたびに靴や車が汚れて、ストレスを感じている方も多いのでは?
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- 駐車場に水たまりができる5つの原因
- 効果的な水たまり対策
- おすすめの対策方法「オワコン」について
ぜひ最後までお読みください
駐車場に水たまりができる5つの原因
駐車場に水たまりができる原因を正しく把握すれば、適切な対策を選べます。主な原因は以下の5つです。
- 駐車場に凹凸がある
- 適切な勾配がない
- 周辺より低い場所にある
- 地盤の排水性が悪い
- 排水溝の詰まり
それぞれ詳しく見ていきましょう。
駐車場に凹凸がある
駐車場の表面に凹凸があると、くぼんだ部分に雨水が溜まります。特に車のタイヤが通る場所は、重量によって徐々にへこんでしまうことが多いです。
車両の重みで沈下することは、舗装が不十分な駐車場でよく見られる現象です。アスファルトやコンクリートが薄い場合や、芝や砂利などで舗装している場合は、繰り返し車が通ることで表面が変形し、水が溜まりやすい状態になります。
最初はフラットに見えていても、時間の経過によって凹凸が生まれるケースは珍しくありません。
また、施工時の整地が不十分だった場合も、凹凸が生じる原因になります。地面が平らでない状態で舗装すると、低い部分に水が集中してしまうのが原因です。
適切な勾配がない
駐車場が水平すぎる場合、雨水が自然に流れ出ません。適切な排水のためには、わずかな勾配が必要です。勾配があることで、雨水は自然に低い方向へ流れ、水たまりの発生を防げます。
勾配不足は、設計段階での配慮不足や施工時の精度不足が原因となることが多いです。
周辺より低い場所にある
駐車場が周辺の地面より低い位置にある場合、雨水が集まってきてしまいます。周辺からの雨水が流入すると、駐車場だけでなく近隣の雨水も処理しなければならず、駐車場の排水能力を超えてしまいます。
特に住宅地の駐車場では、このパターンが多く見られます。地形的に低い場所にある駐車場では、排水設備の強化や周辺からの水の流入を防ぐ対策が必要です。
地盤の排水性が悪い
地質が粘土質の場合、雨水が地中に浸透しにくく、表面に水が残ります。粘土質の土は粒子が細かく、水を通しにくい性質があるためです。
排水性の悪い地盤では、雨水が地中に吸収されず、表面に溜まり続けます。地盤の排水性を改善するには、透水性の高い材料を用いた対策や、排水設備の設置が効果的です。
排水溝の詰まり
既存の排水溝が落ち葉やゴミで詰まっている場合、正常に排水できません。定期的な清掃を怠ると、排水機能が低下してしまいます。
排水溝の詰まりは、以下のような原因で発生します。
- 落ち葉や枝の蓄積
- 砂や泥の堆積
- ゴミの投棄
- 草や苔の成長
詰まりを放置すると、水たまりの原因となるだけでなく、悪臭の発生にもつながります。
駐車場の水たまり対策4選
駐車場の水たまり対策は、原因に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。こちらでは、効果的な対策方法を4つご紹介します。
勾配を確保する
勾配を確保することで、雨水を自然に排水できます。既存の駐車場に勾配をつけるには、土を追加して高低差を作る方法が一般的です。
具体的な施工手順は以下の通りです。
- 現在の地面の高さを測定
- 排水方向を決定
- 必要な勾配(1~2%程度)を計算
- 土や砂を追加して勾配を形成
- 表面をフラットに整備
また、勾配をつける際は、排水先を確保することも忘れてはいけません。隣地や道路への排水が可能か、事前に確認しましょう。DIYでは少し難易度のある内容ですね。
水はけの良い下地を作る
水はけの良い下地を作ることで、雨水を効率的に処理できます。2~4cm程度の砕石や透水性の高い土などを使用することがポイントです。
ただし、本格的に下地を改良するには、既存の土を掘り起こし、透水性の高い材料に入れ替える必要が出てきます。こちらもDIYなど個人で行うのは難易度が高いため、プロへ相談することをおすすめします!
砂利や敷石を置く
砂利や敷石を敷設すると、表面の排水性が向上します。特にタイヤが乗る場所に置くと効果的で、車の重みによる沈下も防げるのがポイントです。
砂利を使用する場合のポイントは以下の通りです。
- 厚さは5~10cm程度敷く
- 車のタイヤ幅に合わせて配置する
- 定期的に補充する
敷石を使用する場合は、透水性のある材料を選び、適切な間隔で配置することが大切です。コンクリート製の透水ブロックなら、強度と排水性を両立できます。
コンクリートなどの水はけの良い材料へリフォームする
根本的な解決を求める場合は、透水性コンクリートへのリフォームがおすすめです。初期費用はかかりますが、長期的な効果が期待できます。
施工は専門業者に依頼する必要がありますが、10年以上の長期間にわたって効果を発揮するでしょう。メンテナンスの手間も少なくなるため、長期的な対策がしたい場合はおすすめです。
駐車場の水たまりを避けるおすすめの対策は「オワコン」の敷設
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(施工の様子)
駐車場の水たまり対策で最もおすすめなのは、ポーラスコンクリート「オワコン」の敷設です。オワコンは優れた透水性と耐久性を兼ね備えた材料で、従来のコンクリートとは異なり、内部に多数の空隙を持つ構造になっています。この空隙により、雨水を素早く地中に浸透させることができます。
一般的なコンクリートでは雨水が表面を流れるだけですが、オワコンなら雨水を直接地中に送り込めます。そのため、大雨でも水たまりができにくく、快適な駐車環境を維持することが可能です。
施工費用は通常のコンクリートより高めですが、長期的なメンテナンス費用を考慮すると、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
「透水性コンクリート「オワコン」とは?特徴やオコシコンとの違いを解説」
水たまりの解消はプロに相談しよう
駐車場の水たまり問題は、原因の特定から適切な対策の選択まで、専門的な知識が必要です。確実な効果を得るためには、プロの業者に相談することをおすすめします。
DIYでの対策も可能ですが、根本的な解決には限界があります。特に地盤改良や大規模な排水工事が必要な場合は、専門業者の技術力が不可欠です。
適切な対策を実施すれば、雨の日でも快適に車を利用できる駐車環境を手に入れられます。水たまりに悩まされる日々から解放され、ストレスフリーな駐車ライフを送りましょう。
私たち四季辺は、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、最適な水たまり対策方法をご提案しています。
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四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
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