2025.09.29
透水性コンクリート「オワコン」とは?特徴やオコシコンとの違いを解説
こんにちは、四季辺の赤土です。
「オワコンって何?従来のコンクリートとの違いは?」
「オワコンとオコシコンってどっちを選べばいいの?」
建設現場でよく耳にするようになった「オワコン」。水はけが良く、施工しやすいと評判ですが、詳しい特徴や従来のコンクリートとの違いが分からず困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 透水性コンクリート「オワコン」の基本的な特徴と仕組み
- オワコンとオコシコンの具体的な違いとそれぞれのメリット
- オワコンの適用場面や専門業者選びのポイント
この記事を読むことで、オワコンの特徴を正確に理解できます。ぜひ最後までご覧ください。
透水性コンクリート「オワコン」とは?
(オワコン施工:毛受建材インスタグラム)
透水性コンクリート「オワコン」は、造粒ポーラスコンクリートという新素材で、流し込んだ後に足で踏み固めて施工できる手軽さが特徴の透水性コンクリートです。
通常、土間コンクリートが施工されるような場所にオワコンを利用することで、雑草対策や水たまり対策ができるようになります。
オワコンと従来のコンクリートの違い
(オワコン(毛受建材インスタグラム))
従来のコンクリートとオワコンには、透水性と施工性の面で大きな違いがあります。
従来のコンクリートは水を通さない構造のため、雨が降ると水たまりができてしまいます。一方でオワコンは透水性があり、雨水が浸透するので、水たまりができにくい素材です。
また、従来の土間コンクリートは透水性がないので、水勾配や排水設備が必要だったり、メッシュ筋の配置や転圧などの作業工程が多く、コストが高くついたりする点が難点でした。
一方でオワコンは運搬→均し→仕上げという単純工程で済むため、DIYでも手軽に施工できる点が魅力です。
オコシコンとの違い
(オコシコン(毛受建材インスタグラム))
(オワコン(毛受建材インスタグラム))
オワコンとオコシコンは同じ透水性コンクリートですが、見た目や施工性に違いがあります。
オワコンは「造粒ポーラスコンクリート」で、オコシコンは「ポーラスコンクリート」と呼ばれています。オワコンは目が細かく、土のような見た目です。一方でオコシコンは粒と粒の間に隙間が空いているため、見た目には大きな違いがあります。
施工性については、オワコンは専用の機械がなくても、足で踏むことで固められます。オコシコンは専用機械を用いて均一に圧をかけて行かなければならないため、施工難易度は高めです。
言葉的には似ていますが、中身は大きく異なると覚えておきましょう。
なお、オコシコンは「ドライテック」という商品を改良したものです。
ドライテックについては、ぜひこちらの記事もご確認ください。
「話題の透水性コンクリート「ドライテック」とは?メリットやデメリットなどを徹底解説」
オワコンのメリットとは
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(毛受建材インスタグラムでは実際の施工様子もご覧いただけます!)
浸水性が高く水たまりができにくい
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(施工の様子)
ポーラス造粒コンクリートで水はけバッチリで、水たまり・ぬかるみの心配は無くなります。
水を通さない土間コンクリートは、雨が降れば水たまりができてしまいますが、オワコンなら水たまりができないので、車や靴が濡れづらくなります。上を歩いても滑りにくいため、小さなお子様や高齢の家族がいる家庭にはピッタリです。
安価で施工可能
土間コンクリートは1平米あたり12,000円〜13,000円になることが多いですが、オワコンなら5,000~7,000円で施工可能です。メッシュ筋や転圧費用、場合によっては掘削も不要で、いろいろな作業をカットできることが要因です。
雑草対策ができる
オワコンは見た目は土のようですが、土ではなくコンクリートのため、雑草が生えてきません。目が細かいので、隙間から雑草が生えてくるということもないでしょう。
従来の防草シートだと数年で雑草が生えてきてしまいますが、オワコンなら長期的に雑草対策効果を維持できます。
雑草対策に関しての記事もぜひご確認ください。
短時間で施工可能
オワコンはすぐに固まるため、広さによっては数時間で作業を終えることが可能です。土間コンクリートのように養生の必要もなく、施工したその日に足を踏み入れられます。
土間コンクリートの場合は、養生期間を含めると7日~10日ほどの日数がかかるので、早く施工を完了したいという方にとってはメリットです。
土間コンクリートについて知りたい方はこちらからどうぞ。
オワコンのデメリットとは
見た目の好みは分かれる
オワコンは、土のような見た目をしたコンクリートなので、地面に似た見た目となってしまいます。
一方でオコシコンには砕石が使われているため、アスファルトに近い、整った見た目となります。
初めて見比べた際には、多くの人がオコシコンの方がデザインが良いと感じるでしょう。
ただし、見た目に関しては人の好みが異なるため、一度実物を見てみるのがおすすめです。
凹凸ができやすい
オワコンは足で踏み固める施工方法のため、どうしても表面に若干の凹凸が発生します。完全に平滑な仕上がりを求められる箇所では、土間コンクリートのほうが景観は良いです。
目詰まりが起こるリスクがある
透水性コンクリートは小さな隙間が空いているため、経年により、雨や風で運ばれた土砂などによる汚れで目詰まりを起こすことがあります。
目詰まりが起こると、排水性能が落ちてしまうため、高圧洗浄機などで定期的な清掃が必要です。
オワコン・オコシコンの敷設は専門業者への依頼がおすすめ
オワコンやオコシコンを施工したい場合は、専門業者へ依頼することをおすすめします。オワコンは施工が簡単でDIYでも可能ですが、仕上がりをよくするには、プロの力を使ったほうが確実です。足で踏み固めるよりも、振動プレートを使ったほうが効率よく施工できるでしょう。
業者選びの際は、透水性コンクリートの施工実績を必ず確認することが大切。従来のコンクリート工事とは異なる専門知識と経験が必要だからです。
(こちらは白華し、白くなったオコシコンに対し、墨汁で色を戻した際の施工事例です。違いが一目瞭然!お見積りいつでも対応しております。(毛受建材インスタグラム))
私たち四季辺は豊富な実績をもとに、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、オワコンやオコシコンの施工方法をご提案しています。
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四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
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