2025.07.23
雑草対策に砂利は効果ある?メリットやデメリット・失敗しないポイントを紹介
こんにちは、四季辺の赤土です。
「砂利を敷いたのに雑草が生えてくる…」
「砂利での雑草対策は本当に効果があるの?」
「メリットやデメリットが知りたい」
などと考えていませんか?
多くの方が砂利による雑草対策に期待を寄せていますが、正しい知識がないと失敗してしまうケースも少なくありません。
砂利は正しく施工すれば効果的な雑草対策になりますが、防草シートとの併用や適切な厚さの確保も必要です。
この記事では以下の内容を詳しく解説します。
・砂利で雑草対策を行うメリット・デメリット
・砂利での雑草対策が失敗するパターン
・永久的な雑草対策におすすめの方法
「砂利による雑草対策について詳しく知りたい」という方は、ぜひ最後までお読みください。
雑草について、他の対策方法も知りたい!という方は、こちらの記事もおすすめです。
「草むしり・除草剤はもう限界?7つの雑草対策についてプロが解説」
砂利で雑草対策を行う3つのメリット
こちらでは、雑草対策の3つのメリットを詳しく見ていきましょう。
1. 手間がかからない
砂利を敷くという作業自体は、特別なスキルを必要としません。そのため、業者に依頼することなく、自分で作業を簡潔させることも可能です。
また、一度敷いてしまえば、長くメンテナンスを行わなくていい点もメリットです。例えば、除草剤の散布では定期的な薬剤の購入と散布作業が必要で、手作業での草むしりでは毎週のように時間を取られてしまいます。
誰でも施工できて、頻繁なメンテナンスが不要という点は、砂利のメリットです。
2. 費用が安め
砂利による雑草対策は、他の方法と比較して初期費用を抑えられます。
例えば、10平方メートルの庭を施工する場合の目安費用は以下の通りです。
砂利+防草シート:3〜4万円
人工芝:6〜13万円
コンクリート舗装:10〜15万円
砂利は材料費が安く、DIYでも施工できるため、工事費用が節約できます。
また、部分的な補修や追加施工も簡単で、長期的なコストパフォーマンスに優れているのも特徴です。
3. 敷き方によってはおしゃれに見える
砂利は色や形、サイズの種類が豊富で、庭のデザインに合わせて選択できます。
例えば、白い砂利を敷けば明るく上品な印象に、茶系の砂利なら落ち着いた自然な雰囲気を演出できるでしょう。粒の大きさを変えることで、モダンな印象からナチュラルな印象まで幅広く対応できます。
DIYだとできる範囲が限られてしまいますが、敷き方によっては洗練された庭づくりも可能です。
砂利で雑草対策を行う4つのデメリット
砂利による雑草対策にはメリットがある一方で、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。
こちらでは、4つのデメリットを解説します。
1. 掃除しづらい
砂利の隙間に落ち葉やゴミが入り込むと、取り除くのに手間がかかります。
ホウキでは小さなゴミまで取りきれず、一つ一つ手で拾う必要があることも多いでしょう。
特に秋の落ち葉シーズンや台風後は、清掃作業が大変になります。
また、砂利自体が風で飛散したり、雨で流れたりすることもあるため、定期的な補充や整地が必要です。ペットがいる場合、排泄物の処理も、土と比べて困難になる場合があります。
2. 転倒リスクが高まる
砂利の上は足元が不安定になりやすく、特に高齢者や小さな子どもにとって転倒のリスクが高まります。
雨に濡れた砂利はより滑りやすくなるため、玄関周りに使用する場合は特に注意が必要です。
車椅子やベビーカーの移動も困難になるため、バリアフリーを考慮する家庭には不向きといえます。歩行に不安のあるご家族がいる場合は、動線部分だけでも別の舗装材を検討することをおすすめします。
3. 防草シートも必要
砂利で高い雑草抑制効果を得るには、実は砂利の下に「防草シート」が必要です。
弊社では雑草対策として防草シートを仕様する場合、砂利を併用する方法を必ずご提案しています!
防草シート単体では景観面や耐久性に課題がある場合もありますが、上に砂利を敷くことで見た目の美しさや耐風性が向上し、防草効果も長持ちします。
コストと効果のバランスがよく、家庭用から広い敷地まで幅広く対応できるのがメリットです。
ただこれも、永続的に効果が続くわけではありません。
一般的な防草シートの寿命は5〜10年程度で、紫外線や温度変化により徐々に劣化していきます。シートが破れたり端がめくれたりすると、その部分から雑草が生えてくるため、定期的な点検と交換が必要です。
高品質な防草シートを選んでも、完全にメンテナンスフリーにはならないことを理解しておきましょう。
交換作業では一度砂利を取り除く必要があるため、ある程度の手間と費用がかかります。
もしご検討される場合は、遠慮なくご相談くださいね。
4. 石によっては汚れが目立つ
白やベージュ系の明るい色の砂利は、汚れや苔が目立ちやすいデメリットがあります。
特に日当たりの悪い場所や湿気の多い環境では、砂利表面に緑色の苔や黒ずみが発生することがあるので、注意が必要です。
一度汚れが付着すると、水洗いだけでは完全に落とせない場合も多く、美観を保つためには定期的な清掃が欠かせません。
色選びの際は、庭の環境や維持管理の手間を考慮することをおすすめします。
砂利での雑草対策が失敗する3つのパターン
多くの方が砂利敷きで雑草対策を試みますが、正しい方法を知らないために失敗してしまうケースが後を絶ちません。ここでは代表的な失敗パターンを3つご紹介します。
1. 土の上に直接砂利を敷いてしまった
最も多い失敗パターンが、防草シートを使わずに、土の上に直接砂利を敷いてしまうケースです。
上記でも述べたように弊社では防草シートと砂利はセットで施工することをご提案しています。
土の中には雑草の種子や根が残っており、砂利を敷いただけでは雑草の成長を防げません。実際に、砂利の隙間から雑草が顔を出し、雑草対策の意味がなくなってしまった…なんてことも。
風で運ばれてきた種子が砂利の隙間に落ち、発芽することもあります。防草シートなしの砂利敷きは、効果が期待できないためできるだけ避けましょう。
2. 防草シートに隙間や破れがある
防草シートを設置していても、施工時の隙間や破れがあると、対策効果が大幅に低下します。
シート同士の重ね合わせが不十分だったり、固定ピンの間隔が広すぎたりすると、その部分から雑草が侵入してしまいます。最初は小さな破れでも、時間が経つにつれて拡大し、雑草の侵入口となるので注意が必要です。
特に、建物や植栽周りの複雑な形状部分で、シートの加工が不適切だと、隙間ができやすくなります。防草シートの継ぎ目部分はしっかり重ね合わせて、動かないように確実に固定することが大切です。
3. 砂利の粒の大きさや高さが適切ではない
20mm以上などの粒が大きすぎる砂利を使うと、隙間が大きくなりすぎて防草効果が低下します。防草シートの上に溜まった土に日光が当たり、雑草が成長してしまうのが要因です。
また、高さが低いと日光が当たりやすくなることも、雑草対策としてはデメリットです。
永久的な雑草対策をするなら「ドライテック」もおすすめ
砂利による雑草対策には手軽に実施できますが、定期的なメンテナンスが必要です。
そこで、より根本的な解決を求める方には「ドライテック」という選択肢をおすすめします。
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(インスタグラムでは実際の施工の様子などをご覧いただけます!)
ドライテックは透水性コンクリートの一種で、雑草対策と水はけの両方を同時に解決できる舗装材です。
詳しいことはぜひこの記事をご覧ください。
「話題の透水性コンクリート「ドライテック」とは?メリットやデメリットなどを徹底解説」
従来のコンクリート舗装と異なり、内部に無数の空隙があるため、雨水を地面に浸透させながら、表面は完全に雑草をシャットアウトします。
施工後は半永久的に雑草が生える心配がなく、年間を通じて美しい外観を維持できるでしょう。
また、表面は滑りにくい仕上がりになるため、高齢者や小さな子どもにも安全です。カラーバリエーションも豊富で、住宅の外観に合わせてコーディネートできます。
初期費用は砂利敷きより高くなりますが、長期的なメンテナンス費用を考慮すると、コストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。
水たまりができない快適さと、完全な雑草対策を両立できるドライテックは、理想的な庭づくりを実現したい方におすすめです。
長期的なメンテナンス性を見込んで雑草対策を行おう
庭の雑草対策を検討する際は、初期費用だけでなく長期的なメンテナンス性も重要な判断基準です。
砂利敷きは手軽で費用を抑えられる方法ですが、防草シートの交換や砂利の補充といった定期的なメンテナンスが必要になります。
四季辺では砂利を豊富に取り揃えておりますので、もし選び方が分からないなどありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
一方、ドライテックのような透水性コンクリートは初期投資は大きいものの、半永久的に雑草の心配がありません。
特に人が歩く部分については、家族構成や年齢、体力面での変化も考慮に入れて、選択することをおすすめします。
私たち四季辺では、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、今できる現実的な対策をご提案しています。
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そんなご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問合せください。
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