2025.09.29
防犯砂利ってどうなの?施工するメリットやデメリット、選ぶポイントを解説
こんにちは。四季辺の赤土です。
「防犯砂利って本当に効果があるの?」
「施工するメリットやデメリットが知りたい」
戸建て住宅にお住まいの方にとって、手軽で効果的な防犯対策として注目されているのが防犯砂利です。しかし、実際の効果や施工方法について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、防犯砂利について以下の内容を解説します。
- 防犯砂利の基本的な仕組みと素材の種類
- 防犯砂利のメリットとデメリット
- 失敗しない防犯砂利の選び方のポイント
この記事を読むことで、ご自宅に最適な防犯対策を選択できるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
防犯砂利とは?
防犯砂利とは、人が踏んだ時に70dB(デシベル)以上の音を出すように作られた砂利のことです。通常の砂利よりも大きな音が出る特殊な構造により、不審者の侵入を音で知らせる防犯効果を発揮します。
70dBという音量は、セミの鳴き声に相当する大きさで、家の中にいても十分聞こえるレベルです。不審者が敷地内に侵入した際に、足音で異常を察知できるため、早期の対応が可能になります。
防犯砂利の素材
防犯砂利と一口に言っても、様々な素材があります。
こちらでは、防犯砂利に使われる主な素材と特徴を以下の表にまとめました。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
ガラス | ガラスを発泡させて軽量化したもの | 軽い、リサイクル素材で環境に優しい | 踏むと砕けやすい |
溶岩 | 天然の溶岩を砕いた素材 | 自然な見た目、耐久性が高い | 重量があり施工が大変 |
セラミック | 陶器を砕いた人工素材 | 音が大きく長持ちする | 値段が高め |
瓦 | 廃瓦をリサイクルした素材 | 水への耐久性が高い | 音がやや小さめ |
最も一般的なのはガラス製の防犯砂利です。軽量で扱いやすく、リサイクル素材を使用しているため、環境への負荷も少なくなっています。
防犯砂利のメリット
防犯砂利を導入する主なメリットを4つ紹介します。家庭の防犯対策を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
一般的な砂利よりも軽量
(踏むと、想像以上に「ジャリッ!」と大き目な音がします。)
防犯砂利の大きなメリットの一つは、一般的な砂利と比べて軽量である点です。例えばガラス製の防犯砂利は、通常の砂利の約半分の重量しかありません。
軽量なことによるメリットは、以下のとおりです。
- 運搬作業が楽になる
- DIYでの施工がしやすい
- 必要に応じて移動や撤去が容易
特に女性やご年配の方でも扱いやすく、簡単に防犯対策に取り組めます。また、賃貸住宅でも原状回復が容易なため、幅広い住宅形態で活用できる点も魅力です。
環境に優しい
防犯砂利は環境に配慮した製品が多い点も特徴です。例えばリサイクル素材を使用していたり、化学物質を使用しない天然素材だったりします。
環境への配慮と防犯効果を両立できる点は、意識の高い家庭にとって大きな魅力といえるでしょう。
雑草対策になる
(それでも、防草シートも長く時間が経つとこのように乱れてきます。)
防犯砂利は防犯効果と同時に、雑草の成長を抑制する効果もあります。砂利で地面を覆うことで、雑草の種子が土に届きにくくなり、発芽を防ぐことが可能です。
ただし、100%雑草を防げるわけではありません。より確実な雑草対策を求める場合は、防草シートと組み合わせて使用することをおすすめします。防草シートを敷いてから防犯砂利を設置することで、防犯効果と雑草対策の両方を最大化できます。
防草シートや砂利の雑草対策に関しては、こちらの記事もチェック!
「草むしり・除草剤はもう限界?7つの雑草対策についてプロが解説」
水たまりや泥はねを防止できる
防犯砂利は地面の水はけを良くし、雨の日の水たまりや泥はねを防止する効果もあります。砂利の隙間から水が地中に浸透するため、雨水が表面に溜まりにくくなります。これは普通の砂利でも同じことが言えますね。
特に土の庭や砂利のない通路では、雨の日に泥だらけになってしまうことがあるでしょう。防犯砂利を敷くことで、防犯対策をしながら快適な住環境も手に入れられます。
防犯砂利のデメリット
防犯砂利にはメリットが多い一方で、導入前に知っておくべきデメリットもあります。事前に把握して適切な対策を講じることで、トラブルを避けられます。
騒音問題につながる可能性がある
防犯砂利の最大のデメリットは、騒音問題につながる可能性があることです。防犯効果を発揮するために音を出す仕組みのため、使用場所によっては近隣住民から騒音の苦情が来ることがあります。
トラブルを防ぐには、設置場所を慎重に選ぶことが大切です。
日常的に家族が通る場所は避け、不審者の侵入経路になりそうな裏口や窓の下など、限定的な場所に設置することをおすすめします。
また、事前に近隣住民に防犯対策として設置することを説明し、理解を得ておくことも重要です。
音量が低下する可能性がある

防犯砂利は時間の経過とともに、音量が低下する可能性があります。砂利同士がこすれ合って表面が滑らかになったり、土やホコリが付着することで、音が出にくくなるためです。
音量低下を防ぐには、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。水で洗浄したり、新しい防犯砂利に入れ替えたりすることで、音量を維持できます。
掃除の手間が増える
防犯砂利を設置すると、落ち葉やゴミが砂利の間に挟まりやすく、通常の掃除では取り除きにくくなります。
フラットな土の庭と比べると、掃き掃除だけでは汚れが落ちないこともあるでしょう。
景観を守るために、細かな清掃が必要になるのは、デメリットのひとつです。
失敗しない防犯砂利を選ぶポイント
こちらでは、防犯砂利を選ぶ際に重要な4つのポイントを紹介します。
音の大きさを確認する
防犯砂利を選ぶ際は、まず音の大きさを確認しましょう。防犯効果を得るためには、70dB以上の音量が理想です。製品によって音量にばらつきがあるため、購入前に仕様を確認することが大切です。可能であれば、購入前にサンプルで音を確認することをおすすめします。
素材をチェックする
防犯砂利の素材選択は、設置場所や予算、メンテナンス性を左右する重要な要素です。素材ごとの特性を理解して、用途に最適なものを選びましょう。
例えば、DIYでの施工を予定している場合は、軽量で扱いやすい発泡ガラス製を選ぶと作業が楽になります。長期間の使用を考えている場合は、多少重くても耐久性の高い素材を選ぶことを検討してください。
景観に合わせた色や素材を選ぶ
防犯砂利は機能性だけでなく、住宅の外観に調和するデザインを選ぶことも大切です。色や質感が建物や庭の雰囲気に合わないと、景観を損ねてしまいます。
庭のデザインや、既存の外構材(レンガ、タイル、フェンスなど)との調和を考慮しましょう。統一感のある色選択により、防犯対策をしながら美しい外観を保てます。
敷くスペースと予算を事前に確認する
防犯砂利の購入前に、設置予定場所の面積を正確に測定し、必要な量と予算を計算しましょう。
計算の手順は以下の通りです。
面積の測定:設置場所の縦×横を計算
厚みの設定:3〜5cm程度が推奨
必要量の算出:面積×厚み÷砂利の容量
予算の検討:単価×必要量で総額を計算
予算に限りがある場合は、最優先の防犯エリアから段階的に設置していく方法も検討してください。玄関周りや勝手口など、侵入リスクの高い場所から始めると効果的です。
防犯砂利を活用して安全な家庭を目指そう
(施工事例:楽しみの庭)
防犯砂利は、手軽に導入できる実用的な防犯対策として、多くの家庭で活用されています。
導入を成功させるためには、騒音への配慮や定期的なメンテナンス、適切な製品選択が重要です。音量・素材・色・予算のバランスを考慮して選択することで、効果的で長続きする防犯対策を実現できます。
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