2025.06.10
外構工事の期間はどれくらい?タイプ別の目安を徹底解説
こんにちは、四季辺の赤土です。
「外構工事ってどこに頼めばいいんだろう?」
「金額も気になるけど、どれくらい期間がかかるのかもわからない…」
新築でもリフォームでも、こうしたご相談をいただきます。
外構は家の第一印象を決める大切な部分ですが、実際の工事期間は、プランの内容や敷地の状況によって大きく変わります。
今回は、外構工事にかかる期間について、新築・リフォームの違いや作業内容ごとの目安を交えながら、わかりやすく解説します。
「急ぎで対応してほしい」「〇月までに終わらせたい」といったご希望がある方も、ぜひ参考にしてみてください。
「玄関先の工事をするか迷っている」といった方は以下の記事も要チェック!
玄関先をバリアフリー化!具体的方法とは
外構工事の期間は新築かリフォームかで大きく変わる
お客様から「外構って、どれくらいの期間で終わるんですか?」とよく聞かれますが、
実はこの質問、「新築外構」か「リフォーム外構」かによって答えが大きく変わってきます。
まずは、それぞれの違いと目安期間についてご説明します。
【新築外構の場合】
新築の場合、建物の完成後に外構工事をスタートさせることが多いため、
家づくりのスケジュール全体にも関わってくる重要な工程です。
また、新築外構は主に以下の3タイプに分かれ、それぞれで工事期間に差があります。
オープン外構
[目安]1週間程度
駐車場・アプローチ・機能門柱などを設置する比較的シンプルな工事
オープン外構とは、塀やフェンスで囲わず、敷地を開放的に見せる外構のことです。
構造物が少ないため、内容にもよりますが1週間ほどで完了するケースが多いです。開放感を演出したい方、コストを抑えたい方に人気のタイプです。
クローズド外構
「目安]3~5週間
・工事内容が多岐にわたるため、設計から施工までに時間がかかる
・塀やフェンス、門扉などの組積・養生の工程が増えるため、工期は長め
クローズド外構は、敷地を塀・フェンス・門扉・植栽などで囲い、プライバシー性と防犯性を高める外構です。
目安として、約3〜5週間程度は見ておいた方が安心です。敷地の広さやデザインによって、さらに期間が延びるケースもあります。
セミクローズド外構
[目安]:2週間~1ヶ月
・一部をオープンにして、玄関前だけ目隠しフェンスを設けるなどのケースが多い
・どの程度クローズにするかによって、工事期間も変動
セミクローズドは、開放感とプライバシー性のバランスを取った外構です。
概ね、2週間〜1ヶ月程度で終わるケースが多いですが、こだわりのデザインや素材選びがあるともう少し時間がかかることもあります。
【リフォームの場合】
一方、リフォーム外構は、「フェンスを変えたい」「門柱を新しくしたい」など必要な部分だけを工事することが多いため、施工期間も比較的短く済む傾向にあります。
ただし、既存の設備を撤去・解体してから新しい設備を設置する必要があるため、
想像よりも準備工程に時間がかかることも多いのが実情です。
・ブロックの解体
・撤去後の処理・整地
・新規設置に向けた土台づくり など
「リフォームならすぐ終わるでしょ?」と思っていた方が、思ったより工期がかかって驚かれるケースもあるので、事前の工程説明がとても重要です。
【作業内容別】外構工事にかかる期間目安
ここでは、代表的な外構工事の種類別に、一般的な施工期間の目安をご紹介します。
お住まいの状況や天候などにより変動することもありますが、参考になれば幸いです。
【ブロック塀:3~7日】
・小規模(例:高さ60cm・5m程度)なら3日ほどで完了
・高さ1m以上・長さ10m以上となると、5〜7日かかることも
敷地の境界や隣地との仕切りとして設置されることが多い「ブロック塀」。
コンクリートブロックを1段ずつ積み上げていくため、高さや延長距離によって工期が変わります。
また、既存のブロックを撤去する作業がある場合は、+1〜2日必要になることもあります。
【フェンス:2~3日】
・アルミフェンスやメッシュフェンス:1〜2日で完了することが多い
・木目調・装飾付きのものや特注品:2〜3日以上かかることも
フェンスは、ブロック塀の上や独立柱で設置される視線カット・防犯用の設備です。デザインや素材によって施工方法が異なるため、所要日数も多少ばらつきがあります。
フェンスは既製品の組み立てがメインになるため、比較的短期間で完了するケースが多いです。
【門柱:1~3日】
・既製品の門柱(機能門柱):1日で施工可能な場合もあります
・モルタル造作・天然石仕上げなどのオリジナルデザイン門柱:2〜3日程度かかることが多いです
表札・ポスト・インターホンなどを設置する「門柱」は、住宅の“顔”ともいえる存在です。
門柱はデザインの自由度が高い分、素材選びや加工方法によって作業量が変わる点にご注意ください。
【土間コンクリート:3~4日+数日】
駐車場や玄関アプローチに使われる「土間コンクリート」は、
施工日数に加えて「養生(乾燥)」の期間が必要なため、全体としてはやや長めの工期になります。
工事の流れと期間目安:
土工・掘削作業:1日
路盤の整地・転圧:1日
型枠設置・コンクリート打設:1〜2日
養生期間:最低2〜3日、車を載せるなら7日程度が理想
合計で約1週間前後は見ておくと安心です。特に、駐車場など強度が求められる場所では、無理に早く使わないことが重要です。
【植栽:1~3日】
・シンボルツリー1本だけであれば、半日〜1日で完了
・生垣・花壇など広範囲になると、2〜3日かかるケースもあり
シンボルツリーや低木、生垣などの植栽工事は、工事の中でも比較的短期間で終わる作業です。
植える植物の本数や種類、土壌の状態によって所要日数は変わります。
また、季節によっては植え替えに適さない時期もあるため、タイミングも大切です。
また、外構工事は天候の影響を非常に受けやすいため、
「晴れが続くかどうか」もスケジュールに大きく影響します。
次章では、実際に外構工事がどのような流れで進んでいくのか、具体的なステップをご紹介します。
外構工事を実施するまでの手順
この章では、外構工事の一般的な進行ステップを4つに分けてご紹介します。
新築でもリフォームでも、基本的な流れは共通ですので、全体像をイメージする参考にしてください。
【工事内容のヒアリング】
「駐車場は何台分ほしいか」
「プライバシーを重視したいか、開放的にしたいか」
「使いやすさ・メンテナンス性も重視したい」
まずは、お客様のご希望やお悩みを伺うところからスタートします。
私たち営業担当が、お住まいやご家族のライフスタイル、予算感などを丁寧にヒアリングさせていただきます。
といったご要望に加えて、リフォームの場合は「雨の日に滑って危ない」「雑草が気になる」などの現状の困りごとも教えていただけると、より最適なご提案ができます。
この段階で、イメージに近い写真や他のお宅の外構を例に挙げていただくと、具体的な設計にスムーズに進めます。
【設計・見積もり】
ヒアリング内容をもとに、設計士やプランナーが具体的なプランを設計します。
図面を作成し、使用する素材や設備を決めていきます。
・タイルや石材の種類
・フェンスや門扉のデザイン
・植栽や照明の配置
など、お客様の理想と実用性を両立させながらご提案いたします。
プランが確定したら、それに基づいた見積もりを提示します。「ここを簡素化して予算を抑えたい」「ここはこだわりたい」といった調整も、この段階で柔軟に対応可能です。
【施工】
設計と見積もりにご納得いただいたら、いよいよ施工に入ります。
工程は内容により異なりますが、以下のような流れが一般的です。
・解体・撤去(必要な場合)
・整地・基礎づくり
・ブロックやフェンスの設置
・コンクリート打設
・植栽・仕上げ作業 など
ここでの注意点として、外構工事は天候の影響を大きく受けるため、「予定より数日遅れる」というケースも珍しくありません。
特にコンクリート工事が含まれる場合、雨天では施工できないため、工事スケジュールに多少の余裕を持ってご計画いただくことをおすすめしています。
【コンクリートの養生】
・歩行のみなら3日〜5日
・車両乗入れなら7日〜10日程度
コンクリートを使用した部分(駐車場・アプローチなど)は、
打設後に「養生期間(乾燥・硬化させる時間)」が必要です。
この養生をしっかり取らないと、ひび割れや強度不足の原因になるため、必ず守るべき工程です。特に玄関前や駐車スペースなど、生活動線に関わる場所を施工する際は、事前に動線の確保やスケジュールの確認が必要です。
外構工事の期間は内容によって異なるため、事前にしっかり確認しよう
外構工事は「どこを」「どれくらいの規模で」行うかによって、工期が大きく変わります。
新築かリフォームか、またはフェンスだけ・駐車場だけといった作業内容によっても、必要な日数はまったく異なります。
また、天候や現場の状況によっても工程が前後するため、事前のスケジュール確認はとても重要です。
「いつから始まって、いつ頃完成するのか」「どのタイミングで立ち会いが必要か」など、気になる点は遠慮なくご相談ください。
私たち四季辺では、初回のお打ち合わせから施工スケジュールを明確にご説明し、不安や疑問に丁寧に対応しています。
安心して外構工事を進めていただけるよう、全力でサポートいたします。
四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
外構でお悩みならご相談ください!
お近くの方は
ぜひご予約のうえご来店ください!
まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせをお待ちしております!