2025.08.29
土間コンクリートとは?費用相場や施工するメリット・デメリットを解説
こんにちは、四季辺の赤土です。
「土間コンクリートって本当に必要?」
「工事費用はどのくらいかかるんだろう?」
新築工事やリフォームをする際に、外構部分を土間コンクリートにするかどうかは悩むポイントですよね。
そこでこの記事では、土間コンクリートについて以下の内容を解説します。
・土間コンクリートの基本構造と費用相場
・事前に知っておくべきデメリットと対策
・施工することで得られる5つのメリット
ぜひ最後まで読んで、理想の住環境づくりに活かしてください!
土間コンクリートとは?
土間コンクリートは、外構部分などにコンクリートを打設し、床を作る工法です。住宅の玄関アプローチや駐車場などに採用されています。
「土間」とはなんぞや…という疑問に関してですが、「土間」は伝統的には土足で歩ける平らに仕上げた屋内の空間のことだったようです。
今では広くエクステリアにも使用され、土間コンクリート=地面に砂利や砕石を敷き、直接コンクリートを流し込んで作られた平坦な床面のことを意味します。
では、土間コンクリートの構造や費用相場を紹介します。
土間コンクリートの構造
土間コンクリートの構造は、下から順に以下の層で構成されます。
砕石は、排水性を確保し、コンクリートの沈下を防ぐ役割があります。地面の上に5〜10cmの砕石を敷くことで、より安定した基盤を作るのが目的です。
その上に、ワイヤーメッシュや防湿シートなどを設置し、コンクリートを打設します。
コンクリートの厚さは、歩行者のみなら7~10cm、普通車が通るなら10~15cm、中型・大型車が通るなら15cm以上など、用途によって異なります。
土間コンクリートの費用相場は1㎡あたり8,000円~12,000円
土間コンクリートの施工費用は、1㎡あたり8,000円〜12,000円が一般的な相場です。ただし、施工条件や地域により費用は変動するため、複数の業者から見積もりを取ることがおすすめです。
厚みを増す場合や、特殊な仕上げを希望する場合は、追加費用が発生する可能性があります。
土間コンクリートの5つのメリット
こちらでは、土間コンクリート施工により得られる主なメリットを5つ解説します。
1. 耐久性が高まる
土間コンクリートは優れた耐久性を誇り、重量物の設置や車両の通行にも十分対応できます。
アスファルトや砂利と比較すると、土間コンクリートは表面の劣化が少なく、変形や沈下のリスクも最小限に抑えられる点がメリットです。初期投資は他の舗装材より高めですが、メンテナンス頻度の低さを考慮すると、トータルのコストを抑えられる可能性があります。
2. 雑草対策になる
土間コンクリートの施工により、雑草の発生を根本的に防止できます。コンクリート表面は雑草の種子が定着しにくく、仮に種子が飛来しても発芽に必要な土壌がないため、雑草の成長を完全に阻止します。
砂利敷きや土のままの状態では、季節ごとの草刈りや除草剤の散布などのメンテナンスが必要です。除草作業にかかる時間と費用を考慮すると、土間コンクリートの投資効果は非常に高いといえます。特に面積が広い駐車場やアプローチでは、雑草対策の効果を実感しやすいでしょう。
3. メンテナンス性が高い
土間コンクリートは日常のメンテナンスが簡単で、清掃作業の負担を大幅に軽減できます。表面が滑らかで平坦なため、水洗いやほうきでの掃き掃除だけで美しい状態を維持できるでしょう。
砂利や土とは異なり、雨による泥はねもほとんど発生せず、近くの建物や植栽への汚れの付着も防げます。土間コンクリートであれば、年間を通じてメンテナンスにかかる時間と手間を最小限に抑えられます。
4. 車や歩行者の汚れを防止できる
土間コンクリートは泥はねを抑えられるので、上を通る歩行者や車の汚れを防止できます。
砂利や土の駐車場では、雨の後に車両が泥だらけになりがちですが、土間コンクリートなら車体を清潔に保てます。家族が車から降りる際も、靴に泥が付かず玄関まで快適に移動できるでしょう。
この施工事例は、コストを下げるためバイクが通る導線のみコンクリートを施工させていただいたものです。ご要望にもしっかり対応させていただきますので、ぜひご相談くださいね。
5. デザイン性が向上する
土間コンクリートは機能性だけでなく、住宅の外観デザイン向上にも大きく貢献します。統一感のある美しい仕上がりにより、建物全体の印象を向上できるでしょう。
また、表面仕上げの方法を工夫することで、様々なデザイン効果を演出することが可能です。例えば、スタンプコンクリートによる模様付けや、カラーコンクリートによる着色など、個性的な外観を実現できます。
写真の施工事例は、オレンジで着色したコンクリートの施工です。ビビットなカラーが映える外構になりました。表面のみの色付けではないので剥がれによって地の色が出るということもありません!
公式インスタグラムでは実際の施工の様子などをチェックしていただけます。
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土間コンクリートのデメリット
土間コンクリートにはメリットが多い一方で、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。事前に確認しておきましょう。
工事中はスペースを利用できない
土間コンクリート工事期間中は、施工するエリアを使用できません。一般的な工事期間は3〜7日程度ですが、天候や施工面積により延長される場合があります。
例えば玄関アプローチなどの日常的に通る場所に施工する場合は、工事前に生活動線を十分検討し、不便を最小限に抑える計画を立てることが大切です。
クラック(ひび割れ)発生のリスクがある
土間コンクリートは、温度変化による伸縮、地盤の不同沈下、乾燥収縮など、様々な要因でひび割れが生じる可能性があります。
ひび割れが起こると、景観が悪くなったり、安全性が下がったりするのがデメリットです。また、基本的には避けられないものなので、定期的な補修が必要です。
土間コンクリート工事の施工手順や期間
こちらでは、土間コンクリート工事の具体的な施工手順と期間について詳しく解説します。
土間コンクリートの施工手順
土間コンクリート工事は、以下の8つの工程で進められます。各工程の品質が最終的な仕上がりに大きく影響するため、経験豊富な業者による丁寧な施工が重要です。
・現場調査・測量:施工エリアの正確な測量を行い、高低差や勾配を確認したうえで、施工図面を作成します。
・雑草や木の除去:施工に不要なものを除去します。
・掘削工事:設計に基づき、既定の深さまで土を掘り起こします。
・底面の調整:底面を平坦になるように整えます。
・砕石敷設:砕石を5〜10cmの厚さで敷設し、平らにならします。敷設後は転圧を行い、しっかりと締め固めます。
・防湿シート・ワイヤーメッシュの設置:強度や耐久性を高めるために、コンクリート内部に必要なものを設置します。
・コンクリート打設:コンクリートを用途に応じた厚さで打設します。
・表面仕上げ・養生:コンクリート表面をなめらかに仕上げ、適切な期間の養生を実施します。
土間コンクリートの施工期間
土間コンクリート工事の標準的な施工期間は3〜7日程度です。施工面積や天候条件、地盤状況により期間が変動するので、余裕を持った計画を立てることをおすすめします。
土間コンクリート工事はプロへお任せ
土間コンクリート工事は、DIYでの施工は困難で、失敗すると大きな損失につながるため、経験豊富なプロの業者に依頼することがおすすめです。
プロの業者は、地盤調査から設計、施工、アフターメンテナンスまで一貫したサービスを提供できます。適切な材料選定と施工管理により、長期間安心して使用できる土間コンクリートを実現できるでしょう。
私たち四季辺では、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、最適なエクステリアをご提案しています。
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四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
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