2025.11.28
駐車場のコンクリートのひび割れは補修すべき?放置するリスクや対処法を解説

こんにちは。四季辺の赤土です。
「駐車場のコンクリートにひび割れを見つけたけど、このまま放置しても大丈夫?」
「自分で補修できるのか、それとも業者に頼むべきなのか判断がつかない…」
駐車場のコンクリートにひび割れを発見すると、修理費用のことや、自分で直せるかどうか悩んでしまいますよね。結論から言うと、駐車場のコンクリートのひび割れは早めに対処すべきです。
この記事では駐車場のコンクリートの補修について、以下の内容を解説します。
・駐車場コンクリートのひび割れを放置した場合に起きる具体的なリスク
・ひび割れの種類別の見極め方と対処法
・DIYでの補修方法と必要な費用、業者依頼との比較
この記事を読むことで、あなたの駐車場のひび割れが自分で補修できるレベルなのか、それともプロに任せるべきなのかを判断できるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
駐車場のコンクリートには、なぜひび割れが発生する?

駐車場のコンクリートにひび割れが発生するのは、決して珍しい現象ではありません。コンクリートは非常に丈夫な素材ですが、温度変化や経年劣化、地盤の動きなどによって、必ずひび割れが生じます。
コンクリートは乾燥する過程で収縮するため、施工後間もない段階でも微細なひび割れが現れる場合があります。また、日中と夜間の温度差によって膨張と収縮を繰り返すため、年月とともにひび割れが発展していくのです。
特に駐車場は、車の重量が繰り返しかかるため、一般的な外構コンクリートよりもひび割れが発生しやすい環境にあります。適切な厚みで施工されていても、10年から15年ほど経過すればひび割れが目立ち始めるケースが多いでしょう。
つまり、駐車場のコンクリートにひび割れが生じるのは避けられない現象であり、早期発見と適切な対処が長持ちさせる鍵となります。
駐車場のコンクリートのひび割れの種類
駐車場コンクリートのひび割れには、大きく分けて3つの種類があります。
ヘアクラック

ヘアクラックとは、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛のように細いひび割れです。コンクリートの表面だけに生じる軽度のひび割れで、構造的な強度にはほとんど影響を与えません。
施工直後の乾燥収縮や、気温の変化による膨張・収縮で発生します。見た目の問題はありますが、緊急性は低く、DIYでの補修も比較的容易です。
構造クラック

構造クラックは幅0.3mm以上、深さ4mm以上のひび割れで、コンクリート内部にまで達している状態です。建物の構造に影響を与える可能性があるため、早急な対処が必要になります。
構造クラックは、経年劣化や過度な荷重、施工不良などが原因で発生するケースが多いです。ひび割れから雨水が浸入すると、内部の鉄筋が錆びて膨張し、さらにひび割れが拡大する悪循環に陥ります。
クレージング
クレージングは、コンクリート表面のモルタルに細かな亀裂が入り、網目状に広がる現象です。表面仕上げの不良や、急激な乾燥が原因で発生します。
見た目の印象は悪くなりますが、深さは浅いため、構造的な問題には発展しにくいでしょう。ただし、放置すると雨水が浸透して、表面部分の劣化が進む可能性があります。
駐車場のコンクリートのひび割れを放置するリスク
駐車場コンクリートのひび割れを放置すると、さまざまなリスクが生じます。小さなひび割れでも、時間の経過とともに深刻な問題へと発展する恐れがあるため注意が必要です。
見た目が悪くなる
ひび割れを放置すると、美観が大きく損なわれます。最初は細い線だったひび割れも、雨水や汚れが入り込むことで黒ずんで目立つようになるでしょう。
住宅に併設している場合、駐車場は家の顔とも言える場所です。ひび割れが目立つ駐車場は、家全体の印象を下げてしまいます。悪化すると、家の資産価値にも影響を及ぼす可能性があるでしょう。
また、ひび割れから雑草が生えてくるケースもあります。管理が行き届いていない印象を与えてしまうため、定期的な手入れが欠かせません。
地盤沈下が起こる可能性がある

排水条件が悪く、ひび割れから雨水が地中に浸透すると、地盤を支える土が徐々に流出していきます。土が流出した部分は空洞化し、最終的にコンクリートが陥没する地盤沈下を引き起こす恐れがあります。
地盤沈下が進行すると、駐車場全体が傾いたり、大きな段差が生じたりするため、注意が必要です。修復には数十万円から百万円以上の費用がかかる場合もあるため、早期な対処が肝心だといえます。
車にダメージを与える恐れがある
ひび割れが拡大して段差や凹凸が生じると、車の足回りに悪影響を及ぼします。タイヤやホイール、サスペンションなどに予期せぬ負担がかかり、車の寿命を縮める原因になるでしょう。
また、歩行者がひび割れの段差に引っかかって転倒するリスクもあります。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、安全面での配慮が欠かせません。
さらに、ひび割れが深くなると、コンクリートの破片が剥がれ落ちる場合もあります。破片がタイヤに巻き込まれたり、車体を傷つけたりする可能性があるため、早めの補修が望ましいでしょう。
DIYでコンクリートのひび割れを補修する方法と費用
ヘアクラックなどの軽度なひび割れであれば、DIYでの補修も十分可能です。適切な材料と手順を押さえれば、数千円の費用で補修できます。
DIY補修に必要な材料は、補修材(セメント系またはゴム系)、プライマー、マスキングテープ、ワイヤーブラシ、コテまたはヘラです。ホームセンターですべて揃えても、3,000円~5,000円程度で収まるでしょう。
【補修の基本的な流れ】
①ひび割れ部分をワイヤーブラシで清掃し、ゴミや汚れを完全に除去する
②高圧洗浄機や水で洗い流し、完全に乾燥させる(最低24時間)
③ひび割れの周囲にマスキングテープを貼る
④プライマーを塗布し、接着力を高める
⑤補修材を隙間に充填し、コテで平らにならす
⑥表面を整えたら、硬化するまで養生する(製品により異なるが通常24〜48時間)
ただし、構造クラック(幅0.3mm以上)の場合は、DIYでの完全な補修は困難です。一時的な応急処置としてDIY補修は可能ですが、根本的な解決にはプロの診断と施工が必要になります。
DIY補修のメリットは低コストであることですが、施工の質や耐久性では専門業者に劣ります。時間と手間をかけても完璧に仕上げるのは難しいため、再補修が必要になる可能性も考慮しておきましょう。
きれいな駐車場を実現するならプロへの依頼がおすすめ

構造クラックや広範囲のひび割れ、地盤沈下の兆候がある場合は、プロの業者に依頼するのが賢明です。専門知識と技術を持つ業者なら、ひび割れの原因を特定し、根本的な解決策を提案してくれます。
業者に依頼する費用の目安は、ひび割れの程度や範囲によって大きく変わります。軽度のひび割れ補修なら1万円~3万円程度、構造クラックの補修の場合は10万円~20万円程度が相場です。地盤沈下を伴う大規模な補修では、50万円以上かかるケースもあります。
信頼できる業者複数に見積もりを取って、比較してみましょう。信頼できる業者の特徴は、次のとおりです。
・外構工事やコンクリート補修の実績が豊富
・現地調査と見積もりを無料で行ってくれる
・施工方法や費用の内訳を詳しく説明してくれる
・アフター保証が付いている
小さなひび割れでも放置すれば、いずれ大きな問題に発展します。定期的に駐車場の状態をチェックし、気になるひび割れを見つけたら早めに対処してください。
私たち四季辺は、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、最適な駐車場の補修方法をご提案しています。
「どの方法を選べばいいかわからない」「まずは話だけ聞きたい」
そんなご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問合せください。
相談してみる
________________________
四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。

_______________________
外構でお悩みならご相談ください!
お近くの方は
ぜひご予約のうえご来店ください!
まずはお気軽にご相談ください!
お問い合わせをお待ちしております!