2025.08.28
人工木ウッドデッキとタイルデッキの違いとは?それぞれのメリットやデメリットも解説
こんにちは、四季辺の赤土です。
おうちの外構を考えた時、ウッドデッキやタイルデッキを作りたい、というお声はよく聞きます。
リビングから続く開放的なウッドデッキ、その先に続く緑が鮮やかなお庭…
外用のテーブルやチェアを置いて、天気のいい日はそこでお茶をしたり、BBQも楽しめる。
憧れますね!
ウッドデッキやタイルデッキで、家の中と外をつなぐアウトドアリビングな空間を演出できます。では実際に施工したい、となった時、色々な選択肢で迷われると思います。
「人工木ウッドデッキとタイルデッキ、どちらを選べばいいの?」
「どのような違いがあるのか詳しく知りたい」
建材会社として、その疑問点にお答えします!
どちらも魅力的な建材ですが、素材や特性が大きく異なるため、家族のライフスタイルに合った選択をしたいですよね。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- 人工木ウッドデッキとタイルデッキの5つの違い
- それぞれのメリットとデメリット
- 失敗しないデッキ選びの判断基準
施工後に「思っていたのと違った……」と後悔しないためにも、正しい知識を身につけておきましょう。ぜひ最後までお読みください。
そもそも人工木ウッドデッキとは?タイルデッキとは?
ウッドデッキといえば、天然木を使ったウッドデッキでしょうか?
本物の木材を使用しているからこその温かみや質感が魅力的です。
しかし、野ざらしになるが故にメンテナンスが大変だったり、年月が経って劣化し取り換えが必要になったりなど、悩みが出てくるのも現状です。
シロアリなどの虫対策や、防腐処理が長持ちさせるためには必須となります。
そこで登場したのが、木材に似せた人工木で作られたデッキや、タイル張りのデッキです。
木材の雰囲気を残しつつ、メンテナンスの負担をぐっと下げられる人工木ウッドデッキ。
洗練されたおしゃれな雰囲気がでるタイルデッキ。
どちらもそれぞれの魅力があります。
人工木ウッドデッキとタイルデッキの5つの違い
人工木ウッドデッキとタイルデッキには、大きく分けて5つの違いがあります。
- 素材
- 滑りやすさ
- 費用
- メンテナンス性
- デザイン性
それぞれ詳しく解説します。
1. 素材
人工木ウッドデッキとタイルデッキでは、使用される素材が根本的に異なります。
人工木ウッドデッキは、その名の通り人工的に作られた商品であり、作り方はメーカーによって様々です。
- 人工樹脂と木粉を混ぜ合わせた商品
- 金属に木目をプリントした商品
- 樹脂を加工した商品
一方でタイルデッキは、以下のような素材で作られています。
- 陶磁器
- セラミック
- 自然石
素材の違いにより、見た目の質感や触り心地、経年変化の仕方が大きく変わってきます。
2. 滑りやすさ
デッキの安全性に直結する「滑りやすさ」にも、明確な違いがあります。
人工木ウッドデッキは素材にもよりますが、木の質感に近づけていることが多く、タイルデッキに比べると滑りにくい商品が多い傾向です。ただし金属にプリントをした商品など、滑りやすいものもあるので注意しましょう。
タイルデッキは、タイルですので表面がツルツルしているものが多く、滑りやすい傾向にあります。ザラザラした質感の商品も増えてはいますが、ウッドデッキよりは滑りやすいと考えておきましょう。
3. 費用
施工時の費用は、内容にもよりますが、タイルデッキのほうが高くなることがあります。基礎や土台部分をコンクリートで固めるなど、工数が多くなりやすいからです。
金額のイメージは、次の通りです。
- 人工木ウッドデッキの施工費用:1㎡あたり3万円〜4万円
- タイルデッキの施工費用:1㎡あたり1万5千円〜8万円
ただし、金額は施工内容によって大きく変わるので、まずは業者に見積もりを取ることをおすすめします。
4. メンテナンス性
人工木とタイルデッキは、どちらもメンテナンス性に優れており、5年~10年ほどは何もしなくても持つケースが多いです。(日常的なお掃除は必要ですよ!)メンテナンスのタイミングとしては、以下のものが挙げられます。
- 人工木ウッドデッキ:紫外線による色褪せ
- タイルデッキ:衝撃によるひび割れ・目地の剥がれ
5. デザイン性
ウッドデッキとタイルデッキでは、外観の印象や選択肢の豊富さも大きく異なります。
【人工木ウッドデッキのデザイン性】
カラーバリエーション:5~10色程度
質感:木目調のナチュラルな雰囲気
【タイルデッキのデザイン性】
カラーバリエーション:数十種類以上
質感:石調、木目調、単色など多様
デザインの選択肢の豊富さでは、タイルデッキに軍配が上がります。
人工木ウッドデッキのメリットとデメリット
人工木ウッドデッキは、初心者でも扱いやすく、コストパフォーマンスに優れている点が最大の魅力です。
以下の表では、メリットとデメリットをまとめました。
メリット |
|
デメリット |
|
人工木は樹脂や金属がベースとなっているため、腐敗や害虫による影響が少ない点がメリットです。一方で表面温度は高くなりやすく、夏場は注意しなくてはなりません。また、商品によっては木粉を混ぜていることから、色褪せが起こることもあります。
タイルデッキのメリットとデメリット
タイルデッキは高級感があり、人工木よりもさらに耐久性が高い点が魅力です。
以下では、メリットとデメリットをまとめました。
メリット |
|
デメリット |
|
タイルはひび割れさえ起きなければ、半永久的に利用可能です。ただし、目地の補修作業が発生するため、ずっとメンテナンスフリーというわけではありません。
また、ウッドデッキとは違い、水はけにも気を使う必要があります。加えてコンクリートの打設が必要になるなど、施工業者の技術力も求められる方式です。
迷ったらこっち!人工木ウッドデッキとタイルデッキの選び方
人工木ウッドデッキかタイルデッキのどちらを選ぶべきか迷った時は、以下の判断基準を参考にしてください。
1. 予算や工期を抑えるなら人工木ウッドデッキ
初期費用を抑えたい方には、人工木ウッドデッキがおすすめです。1㎡あたり3万円〜4万円ほどなので、20㎡のデッキスペースだと60〜80万円程度で施工できます。
タイルデッキの場合は、施工場所や内容によっては1㎡あたり8万円ほどの費用がかかることもあるので、比べると人工木デッキが比較的安価だといえます。
浮いた予算を他の外構工事や家具購入にまわすことで、トータルでの住環境の向上を図れるでしょう。また、タイルデッキよりも工数が少ないため、早く仕上がる点も特徴です。
もちろん、利便性や外観の美しさはタイルにも劣りません。
2. 幅広いデザインから選ぶならタイルデッキ
デザイン性を重視し、理想の外観を実現したい方にはタイルデッキが適しています。
タイルデッキなら豊富なバリエーションから、住宅の外壁や屋根に合わせて最適な色柄を選択できます。例えば、白い外壁の住宅にはグレー系のタイル、茶系の建物にはベージュ系のタイルといった具合に、統一感のある美しい外観を演出可能です。
細かいデザインにこだわりたい方は、タイルデッキをおすすめします。
3. お手入れがしやすいのはタイルデッキ
日々のお手入れのしやすさは、タイルデッキに軍配が上がります。
人工木ウッドデッキは特別なメンテナンスは不要ですが、表面の溝に汚れが蓄積しやすく、デッキブラシなどを用いた清掃が必要です。また、裏側に苔などが生えることもあるので、両面の清掃を行わなくてはなりません。
一方、タイルデッキは表面が滑らかで、モップ掛けや高圧洗浄機での清掃が簡単におこなえます。コンクリートの上にタイルを敷いているため、裏側の掃除が発生することもありません。
日々のメンテナンスを少なくしたい方は、タイルデッキがおすすめです。
メリットとデメリットを理解して、最適な商品を選ぼう
人工木ウッドデッキとタイルデッキは、どちらにもメリットとデメリットがあるため、理解したうえで自宅に最適な商品を選ぶ必要があります。
考えるべきポイントが多いため、プロの意見を取り入れることも重要です。
私たち四季辺では、自宅の状況やご予算、将来のライフスタイルも見据えて、最適な方法をご提案しています。
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四季辺スタッフの赤土(あかつち)です。
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